神奈川がんこおやじのブログ

いいものはいい。 わるいものは悪い。 ちょっとがんこなおやじが世に物申すブログです。

私と日産スカイライン

こんにちは。
しがない40代男の神奈川がんこおやじです。

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私は、昔から日産の自動車が好きだった。具体的にはスカイラインが大好きで、若い頃からスカイラインしか乗っていなかった。

 

なぜ日産のスカイラインが好きだったかというと、あのフォルムと走り心地が好きなのだと思う。しかし、今思い返せば、別の部分が好きだったのかもしれない。

 

亡き父が買ってくれた日産のスカイライン

もう20年以上も前になるが、父は交通事故で亡くなった。交通事故といっても、深夜に自身が運転していた車でガードレールにぶつかった自損事故。あの日は雨が強く、視界が悪かったからかもしれない。また、当時、父は仕事が忙しいと嘆いていたため、疲れていたのだと思う。

 

私にとっては突然の訃報。一報を受けたとき、あまりに突然すぎて、当時の記憶がポッカリ抜けている。その次の記憶は、棺の中で横たわる父の姿。あの時の父の冷たさ、まるで蝋人形のような肌触りは今でも忘れられない。出棺の際のこみ上げる涙、火葬後のお骨拾い、現実離れした空間の中、とにかく涙が止まらなかった。

 

そんな父は優しかった。私が免許を取った時、日産のスカイラインを買い与えてくれた。中古車だったけど、自分の車が持てることが当時はとても嬉しかった。

 

当時は、「なんだ中古車か」と思ったのは事実だが、年齢を重ねるにつれて、お金の有り難みがよく分かる。中古車といっても、それなりの金額。その後、自分で新車を買った時は、ローンで買ったのだけど、一括で買うというのがどれだけ大変か分からなかった。

 

実は、父が亡くなった後に、父の通帳を見た。私の前では気丈に振る舞っていたが、家計は火の車状態だった。「あの時、こんなに苦しかったのか」なんて思うこともしばしば。そんな家計の中、私の免許取得祝いに、日産のスカイラインを買ったことを知った時、やるせない気持ちがこみ上げてきた。

その日から変わった日産のスカイラインのイメージ

あの父の死後、日産のスカイラインに対するイメージが大きく変わった。何故なら、スカイラインは、父が愛した車。そして、私に託した車。

ある時、レンタカーを借りて運転したことがある。その時、この車は乗りにくいなと感じた。しかし、他のレンタカーを借りても、乗りにくいと感じた。

 

その時に気づいたのだが、レンタカーの車が乗りにくいのではなく、スカイラインが乗りやすかったのだ。

その後、スカイラインについて勉強をした。

勉強すればするほど、このスカイラインの素晴らしさを実感した。父が愛した理由、そして、スカイラインの素晴らしさがそこにはあった。

 

エスアンドエスエンジニアリングの未公開株

父が教えてくれた日産のスカイライン。そのスカイラインに魅了された私は、スカイラインについて、どのような経緯で開発されたのかなどを勉強した。

とにかく素晴らしい、それに尽きる。そんな中、未公開株の話が友人からきた。

 

エスアンドエスエンジニアリング

スカイラインが好きな人なら知らない人はいない桜井眞一郎氏。2011年に他界しているが、スカイラインの父と呼ばれるほど、非常に有名な方だ。

実は、桜井眞一郎氏は、晩年、株式会社エスアンドエスエンジニアリングという会社を設立し、長い期間社長だった。

 

そんなエスアンドエスエンジニアリング。その未公開株の話が友人からきた。

当時の話はうる覚えだが、上場準備をしているだとか、そんな話。確かに会社のホームページに上場準備室なるものもあったし、信頼している友人からの話だったから、二つ返事で未公開株を購入することにした。

父への恩返し的な部分もあったのかもしれない。

 

未公開株の詐欺

結果としては、詐欺だったようで高い勉強代になった。友人も同じように詐欺に引っかかった立場で、何度も何度も私に謝ってきたのを覚えている。

本当にオススメだからということで、紹介してきたとのこと。

 

今でも当時のことを謝ってくるから、同じように詐欺にあった立場なのだと思う。

詐欺にあったことは本当にショックだったが、それ以上に、スカイラインに関係したもので悪いことをしてくる輩に対しては、憎悪を感じるようになった。

何だか、父との思い出を踏みにじられているような感覚を当時覚えた。

 

日産のカルロスゴーン事件

今でこそ違うが、ちょっと前までは、日産といえばカルロスゴーン氏だった。

経営危機状態の日産に対して、大量のリストラを断行し、日産の危機を救ったカルロスゴーン氏。街でも日産の車をよく見かけるようになったし、個人的な贔屓かもしれないが、経営危機の時に比べて、日産のイメージもよくなっていた。

 

日産といえばカルロスゴーン氏

よく報道されていたが、日産といえば、カルロスゴーン氏の高額の役員報酬が話題になることが多かったです。

私は会社の経営をしたことがないから、その辺については分からないが、いち消費者として言わせていただくと、役員報酬を高額にするなら、車の価格をもう少し下げてほしいと思います。

5,000円でも10,000円でも、ありがたい。とにかく、そう思ったことが何度もあったです。

 

カルロスゴーン氏逮捕

2018年11月、カルロスゴーン氏が逮捕された。日産の代表取締役であるグレッグケリー氏も逮捕。

逮捕後、報道によって、数々の不正が暴露された。

この不正は、お金絡みのものばかり。高額な役員報酬だけでなく、私腹を肥やすものばかりでした。

確かに、カルロスゴーン氏の時代に、日産のイメージがよくなったことは確かだ。しかしながら、このような報道が出てくると、憤りを感じる。本当に裏切られた気持ちが芽生えました。

日産のカルロスゴーン氏の逃亡

2019年12月29日、カルロスゴーン氏が保釈中にも関わらず、関西空港からプライベートジェットで出国したとされている。音響機器用の大型ケースに隠れて逃走したらしいが、極めて残念です。

 

罪を認めたかのような逃亡

将来、映画になるのだろうか。そんなカルロスゴーン氏の逃亡劇。プライベートジェットに乗ったことがないから分からないが、出入国の死角をつき、出入国検査なしで出国とはやってくれた。

無罪なら裁判を受けるべきだったと思う。つまり、本人は有罪だと自覚しているものだと推察している。

この逃亡劇が起こるまでは、逮捕されても、日産のカリスマだったカルロスゴーン氏を少しだけ信じる気持ちはあった。裁判で有罪になるまでは、少しは信じていた。

しかし、レバノンに逃亡した以上、日産を裏切ったといっているものだし、スカイラインが、そして日産が大好きな私を裏切ったようなものだ。

本当に、苛立ちを覚えます。

レバノンと日本

今回のカルロスゴーン事件で知ったのだが、元日本赤軍岡本公三氏もレバノンに潜伏中らしい。長年に渡って、レバノンから日本に犯罪者の引き渡しが行われていないことをみると、カルロスゴーン氏の引き渡しは難しいと考えるのが普通です。

 

インターポールこと、国際刑事警察機構による国際手配がかかっているが、引き渡しは無理なようですね。

レバノンに逃げてしまえば勝ち、そんな風に聞こえてならない。日本政府は何をやっているんだと思う。やるせない気持ちでいっぱいです。

カルロスゴーン氏の逃亡は鈴木馨祐(けいすけ)外務副大臣の失態

 カルロスゴーン氏が逃亡したのは2019年12月29日だが、その9日前に、レバノンでアウン大統領と鈴木馨祐外務副大臣が話し合いをしていました。

 報道によれば、カルロスゴーン氏のことも話し合われたとされてます。

 

時期が時期だけに、レバノン政府も鈴木馨祐外務副大臣は、逃亡のことを知っていたのではないかと勘ぐってしまいます。

 

鈴木馨祐外務副大臣

 鈴木馨祐外務副大臣は、当選4回の衆議院議員開成高校から東京大学、そして官僚になっているからエリートなのだろう。地盤は、横浜市港北区都筑区らしいです。

 

確かに、賢いのかもしれない。しかし、外交においては、お人好しだけではだめだ。どのような会談だったか分からないが、逃亡の9日前というタイミングを考えると、今回のカルロスゴーン氏の何らかの話し合いが持たれ、失敗に終わったのだろう。そして、カルロスゴーンは逃亡したのだ思います。

 

私は、鈴木馨祐外務副大臣の失態が、今回のカルロスゴーン氏の逃亡を引き起こしたのだと思ってます。

 

鈴木馨祐外務副大臣の失態が報道されないのはなぜ?

 

私も調べるまで知らなかったが、鈴木馨祐外務副大臣の今回の失態について、報道された記憶がなく、loombergにはもちろん出ているが、他のサイトでは簡単にしか振れられていないです。

 

これは、鈴木馨祐外務副大臣に失態があり、日本政府が大事にしたくなかったからではないか。そのような陰謀すら感じます。

 

勉強はできても、国会議員としてはいかがなものか。カルロスゴーン氏を逃亡させたことは、日本にとって大きな不利益だと思います。